日本小児臨床薬理学会雑誌
Online ISSN : 2759-9256
Print ISSN : 1342-6753
日本小児臨床薬理学会の1つの歴史:発達薬理から臨床薬理へ
伊藤 進
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2020 年 33 巻 1 号 p. 1-7

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抄録
小児臨床薬理の基礎となるヒトの発達薬理学的研究を過去の研究から学び,不足している部分の新たな研究をするのが大切である.この分野の研究者が一定期間ごとにそれらの研究を教科書や総説によりまとめて報告することが必要である.日本の小児への臨床現場での医薬品の使用についてtherapeutic orphanの現状は解決されていない.適応外薬・未承認薬の解決においても,米・英・独・仏・加・豪で承認ずみの医薬品が主な対象である.また,存在する適応外薬が解決されたとしても,現状で開発される医薬品に対して小児の適応外薬に対する歯止めがない.小児に関係する医療関係者は小児の薬物療法の環境に目を向け,社会を巻き込む活動を続けるのが肝要である. 今後も, 小児の臨床研究を活発化させ,therapeutic orphanの現状を解決し,日本での小児薬物療法が適正になされるように協働することを望むものである.
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© 2020 日本小児臨床薬理学会
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