抄録
【目的】早産児を対象に医薬品添加剤によるプロピレングリコール(PG)曝露量を検討した.【方法】2020年-2021年に愛仁会高槻病院NICUへ入院した在胎期間28週未満(10名)と在胎期間28週以上(20名)の計30名の早産児で,新生児期の医薬品によるPG曝露量,総合ビタミン剤(総剤)とビタミンK2シロップ剤(シ剤)によるPG量を後方視的に検討した.【結果】30名のPG曝露量の中央値(最小値-最大値)は829(20.8-2555)mgで,在胎期間28週未満の児では1561(663-2002)mg,28週以上の児では31.2(20.8-2555)mgであり,有意差があった(p=0.0043).総剤(16名)とシ剤(26名)による曝露量は,1491(653-2545)mgと20.8(10.4-41.6)mg(シ剤:20.8mg/mL換算)であった.【結論】早産児は医薬品添加剤であるPGに曝露されていた.