日本小児臨床薬理学会雑誌
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医薬品中に含まれるアスパルテームがフェニルケトン尿症患者に及ぼす影響(第2報)ジェネリック医薬品および同種・同効薬の比較
鈴木 柚衣南岡本 奈子羽田 敬宏石川 洋一深水 啓朗
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2024 年 37 巻 1 号 p. 80-90

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抄録
小児製剤では,矯味目的で人工甘味料のアスパルテーム(APM)が添加される.APMは,構造中にL-フェニルアラニン(Phe)を有しているためフェニルケトン尿症(PKU)患者への影響が懸念される.本研究では,製剤中のAPM含量を測定し,摂取基準との比較,およびPhe相当量の製剤間または同じ作用機序や薬効をもつ医薬品間(以降,同種同効薬)での違いを比較した.各製剤のAPM含量からPhe摂取量を算出し,摂取基準と比較した結果,各製剤からのPhe摂取量は,すべて日本先天代謝異常学会の新生児マススクリーニング対象疾患等診療ガイドライン2015で設定されている摂取目安量を下回った.急性鼻副鼻腔炎に対する薬物治療を検討した場合,ジェネリック製剤への変更で,Phe摂取量を削減できると考えられた.同種同効薬での比較において,グラム陰性菌治療で使用される経口第3世代セフェム系抗菌薬の場合,3歳におけるPheの摂取目安量に対するPhe摂取割合は,15製剤で約4~41%と差が認められた.このことから,同種同効薬で変更可能な場合,Phe含量の低い製剤に変更することで,Phe摂取量が削減できる.
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© 2024 日本小児臨床薬理学会
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