環境化学
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LC/MS/MSによる環境水中アミトロールの分析
上堀 美知子
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2003 年 13 巻 2 号 p. 445-452

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抄録

LC/MS/MS法を用いて環境水中のアミトロールを誘導体化することなく直接分析する分析法を検討した。LC分析の分離カラムにDiscovery HS F5 (4.6mm i.d.×250mm, 5μm) を用い, LC/MS/MSによるESI-Positive法によりアミトロールを分析した。河川水等環境水中のアミトロールは捕集剤 (Sep-Pak Plus AC-2) に捕集する。環境試料水は, 捕集剤に通水し, 25%アンモニア水/クロロホルム/アセトニトリル (10/9/81) 混合溶媒で溶出し, 溶出液10mlを適宜濃縮して分析する。捕集効率は97~100%であった。分析の繰返し測定精度の変動係数は6.9~8.0%であり, 検出限界は0.001μg/lであった。市内の河川水から0.004μg/l, 産業廃棄物埋め立て地浸出水から0.6μg/lのアミトロールが検出された。

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