環境化学
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河川水及び水道水中の界面活性剤不純物と分解生成物濃度
高橋 保雄小野寺 祐夫森田 昌敏寺尾 良保
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2004 年 14 巻 4 号 p. 845-853

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抄録

TE河川水中の界面活性剤不純物・分解生成物濃度は, 採水地点により異なっているが, LABは約0.01~約0.20μg/l, t-BPは不検出~約0.010μg/l, t-OPは約0.005~約0.050μg/l, NPは不検出~約0.50μg/l, NPE (1) は不検出~約0.10μg/l, t-BPECは不検出~約0.02μg/l, t-OPECは約0.02~約0.07μg/lであり, 塩素化物とn型のAP類は不検出であった。
TE河川水中の陰イオン界面活性剤濃度はLAB濃度の約2000倍であり, 非イオン界面活性剤濃度はNP及びt-OP合計濃度の約200倍と推定した。
なお, 界面活性剤の不純物・分解生成物は全て, 水道水から検出されなかった。これは塩素と反応して, 副生成物を生成していることに起因している。

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