日本大学医学部整形外科学系整形外科学分野
2018 年 30 巻 4 号 p. 600-604
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症例は72歳男性.13年前に左変形性股関節症に対してTHAを施行したが,1年前から坐位でも頻回に脱臼するようになった.インプラントの設置角度・固定性に問題なく,高度のパーキンソン病による廃用があることから,不安定性が原因の反復性脱臼と考え再置換術を施行した.手術はカップ・ステムを温存したうえで,カップ内にDual Mobility Systemをセメントで固定した.術後6ヵ月と短期ではあるが,再脱臼なく良好な成績が得られている.
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