東日本整形災害外科学会雑誌
Online ISSN : 2433-569X
Print ISSN : 1342-7784
症例報告
3歳6ヵ月で診断された発育性股関節形成不全脱臼例に対して観血的整復術とSalter骨盤骨切り術を同時に施行した1例
苅田 祐希子山本 祐司井上 亮原田 義史西須 孝石橋 恭之
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2018 年 30 巻 4 号 p. 605-608

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抄録

歩行開始後に診断された発育性股関節形成不全(DDH)脱臼例に対する手術方法においてはそれぞれの症例や治療のタイミングに合わせたオプションを検討する必要がある.3歳6ヵ月で診断されたDDH脱臼例に対して観血的整復術とSalter骨盤骨切り術を同時に施行した.術後2年で跛行が改善し良好な経過が得られている.歩行開始後のDDH脱臼例に対して観血的整復術にSalter骨盤骨切り術を併用することは有用であると考えられた.

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© 2018 東日本整形災害外科学会
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