2016 年 23 巻 2 号 p. 346-349
緒言:上腕骨外側上顆炎3肘に対し局所麻酔下ドリリングおよびアンカーを用いた腱固定術を施行した.
対象と方法:男性3例3肘.手術時平均年齢50.0歳,平均保存加療期間8.3か月,手術までのステロイド局所注射回数は平均3.3回(2回~5回)である.局所麻酔下にECRB腱起始部をドリリングし,その遠位をJugger Knotソフトアンカー2本で固定した.臨床評価はThomsenテスト,中指伸展テスト,fringe impingementテスト,MEPS,NRS,Quick-DASH scoreを用い,画像評価はMRIを用いた.
結果:疼痛誘発テストは全例術後4週で消失.MEPS,NRS,QuickDASH scoreは術後有意に改善し,MRIの輝度変化は術後12週で3例とも改善した.
考察:損傷部をドリリングし,遠位で関節包ごと腱固定することで損傷部の修復,滑膜ひだの安定性が得られ,良好な成績を得られた.