日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅹ.スポーツ・野球肘
青少年野球選手の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する手術成績
石田 康行帖佐 悦男長澤 誠谷口 昇山口 奈美大田 智美中村 志保子
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2016 年 23 巻 2 号 p. 366-370

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抄録

 野球選手の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(小頭OCD)の手術成績を検討することを目的とした.対象は31例31肘であり,年齢は11~16歳(平均13.9歳)であった.手術法は鏡視下廓清術:15肘,骨軟骨片固定術:5肘,および骨軟骨柱移植術:11肘であった.病型とICRS OCD分類別の成績を術前,術後1年時JOA-JES score,自動屈曲,伸展角度,競技復帰状況で評価した.各手術とも外側広範型OCD IV以外は術後概ね良好に回復していた.外側広範型OCD IVの鏡視下廓清術,骨軟骨柱移植術の成績は不安定であった.外側広範型OCD IVの3肘以外は完全復帰していた.外側広範型OCD IVを生じさせないために早期発見,早期治療,保存療法の徹底,手術手技の習熟,新たな手術手技の検討が必要である.

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© 2016 日本肘関節学会
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