日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
I.小児骨折・先天性疾患
小児上腕骨顆上骨折(Gartland分類3型)の治療成績
山本 康弘市原 理司原 章梶原 一
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2018 年 25 巻 2 号 p. 1-3

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抄録

 当院での小児上腕骨顆上骨折Gartland分類3型の手術治療成績について調査した.対象は男児5例,女児1例の6例,平均年齢は8.7歳,手術までの待機期間は平均1日であった.手術は徒手整復後経皮鋼線刺入術1例,観血的骨接合術5例に行い,全例骨癒合が得られた.術後合併症は内反肘1例(経皮鋼線刺入術),術後神経障害2例(尺骨神経障害1例,後骨間神経障害1例)認めた.尺骨神経障害は内側のwireを抜去後,後骨間神経麻痺は自然軽快した.本症の治療において比較的良好な成績が得られた.内反肘を認めた1例は,整復不良が原因であった.Garland分類3型の手術を行う場合,観血的治療を念頭においた治療を行うことが重要である.

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