日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅲ. 外傷・外傷合併症
創外固定療法を行ったMonteggia骨折(Bado Type III)の1例
永井 修平原田 洋平梶田 幸宏岩堀 裕介堀井 恵美子
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キーワード: 創外固定療法, 骨折, 低侵襲
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2020 年 27 巻 2 号 p. 151-154

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抄録
 11才男児.サッカーの試合中に左手をつき受傷し,左肘関節の疼痛および運動制限を主訴に同日当院救急外来受診.肘関節単純X線像にてMonteggia骨折(Bado Type III)と診断した.静脈麻酔下にて徒手整復を行ったが,尺骨近位部の内反変形は完全には整復できず,橈骨頭の外側亜脱臼が遺残したため,創外固定を用いて骨折部の内反変形を整復した.術翌日より肘関節の自動可動域訓練を開始し,術後6週で創外固定を抜去.術後1年現在,尺骨アライメントも良好で,橈骨頭も整復位の保持が得られている.本症例のように徒手整復にて尺骨骨折部の矯正ができず橈骨頭の外側亜脱臼が遺残した場合,尺骨の観血的整復術や尺骨骨切り術を積極的に施行し橈骨頭の整復を得るべきであるという論文が散見される.今回はより低侵襲な治療法として創外固定を用い,尺骨骨折部の整復と橈骨頭の整復を得た.Monteggia骨折Bado type IIIに対する創外固定は有効な治療法と考えるが,長期経過を見ていく必要がある.
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© 2020 日本肘関節学会
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