日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅲ. 外傷・外傷合併症
小児新鮮Monteggia脱臼骨折 -橈骨頭の観血的整復は必要か-
洪 淑貴大塚 純子堀井 恵美子
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2020 年 27 巻 2 号 p. 155-158

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抄録
 小児新鮮Monteggia脱臼骨折は,橈骨頭脱臼が陳旧化すると成績不良となる.われわれは整復後,透視下肘屈曲位で腕橈関節の適合性を確認し,回外位で適合性良好なら橈骨頭脱臼は保存加療を原則とした.2009~19年に治療した16例(男9,女7,平均年齢8.5歳,経過観察期間平均28か月)中,腕橈関節を外側から展開したのは4例であった.前方脱臼2例では回外位で橈骨頭が脱臼位で,輪状靭帯が関節内に陥頓し整復阻害因子となっていた.回外位で適合性は良好であったが腕橈関節を展開した外側脱臼の2例では,輪状靱帯損傷および関節内介在物を認めず,結果として展開は不要であった.整復後,回外位で適合性が良好で回内位では不良であった9例は,1週間回外位で外固定した後,肘屈曲位のシリンダーギプスで前腕自動運動を開始した.最終診察時,全例橈骨頭は整復位で,疼痛・可動域制限を認めなかった.
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© 2020 日本肘関節学会
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