日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅳ. スポーツ障害
疼痛,身体所見,および投球動作の関係性
三田地 亮高原 政利宇野 智洋佐藤 一木佐藤 力小野 秀俊
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2020 年 27 巻 2 号 p. 282-287

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抄録
 目的:疼痛,身体所見,および投球動作の関係性について調査すること.対象:硬式野球チームの中学生36名を検診した.方法:疼痛の有無,自己評価式の疼痛スコア,Disability of the Arm, Shoulder and Handのスポ ーツを投球に置き換えた投球困難度,投球の各要素を表した投球スコアを調査した .身体所見,肘下がり,およびアーリーコッキング(EC)期軸脚股関節屈曲を評価した.結果:肘痛は16名,肩痛は11名にあった(重複4名).疼痛スコアは2.4点,投球困難度は2.8点,投球スコアは88.9%であった.身体所見の陽性率はスクワットテストが5.6%であった.肘下がりは51.4%,EC期軸脚股関節屈曲不良は41.7%であった.スクワットテスト陽性者は疼痛スコアが有意に高く,肘痛があった選手はEC期軸脚股関節屈曲が有意に不良であった.考察:野球における疼痛と股関節屈曲の重要性が示唆された.
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© 2020 日本肘関節学会
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