抄録
【はじめに】われわれは,橈骨頭粉砕骨折に対してlow-profile mini-plateによるdual-platingを行い,良好な成績を報告してきた.目的は,plateやHCSで治療した結果を調査し,骨接合術の限界点について検討した.
【対象と方法】対象は29例29肘,男性18例,女性11例,平均40歳,骨折型はMason-Morrey分類type III 14例とtype IV 15例であった.複合損傷はLCL損傷,terrible triad injury,鉤状突起骨折,Essex-Lopresti injury(E-L)などであった.
【結果】26例は骨癒合した.3例は偽関節でscrewの緩みやplateの折損を認め,1例はplateの入れ替えと骨移植を行なった.
【考察】偽関節は3例とも複合損傷であった.原因は,血流不全による骨片壊死やE-Lの長軸方向への不安定性と考えられた.