抄録
目的:上腕骨内側上顆炎に対する直視下手術の成績について報告する.
対象と方法:保存加療に抵抗性の上腕骨内側上顆炎に対して直視下手術を施行した7例(男性5例,女性2例,平均年齢54歳)を対象とした.術前に尺骨神経の症状を呈していた症例は5例であった.手術は,全例,屈筋共同腱のデブリドマン,尺骨神経剥離,内側上顆部分切除,内側上顆のドリリングを施行した.評価は,術前,術後1年における疼痛(VAS),握力健側比に関して調査した.
結果:平均VASは術前81(55-100)であったのに対して,術後1年では15(0-40)と有意に低下した.平均握力健側比も術前で 64(26-71)%であったのに対して,最終観察時には 95(84-100)%と有意に改善した.
考察:上腕骨内側上顆炎に対する直視下手術は,有用であった.