日本肘関節学会雑誌
Online ISSN : 2434-2262
Print ISSN : 1349-7324
Ⅳ. スポーツ障害
Panner病2例の治療経験
磯崎 雄一, 古屋 貫治, 八木 敏雄, 志賀 研人, 堀家 陽一, 月橋 一創, 岡田 浩希, 松久 孝行, 筒井 廣明, 西中 直也
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2023 年 30 巻 2 号 p. 229-233

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抄録
【はじめに】Panner病は上腕骨小頭(以下小頭)の無腐性壊死で離断性骨軟骨炎(以下OCD)との鑑別を要する.Panner病を2例経験したので文献的な考察を加えて報告する.
【症例1】9歳男児.野球肘検診で右肘OCDを指摘され受診.症状はなく,年齢,画像よりPanner病と診断.肘に負担のかかる行為を禁止し,約5か月で修復傾向を認めたため投球を再開.最終観察時,症状はなく修復は良好である.
【症例2】7歳男児.空手の突き後に左肘痛が出現し受診.年齢,画像よりPanner病を念頭に安静加療を開始し,経過よりPanner病と診断した.約6か月で修復傾向を認め,最終観察時は症状もなく,修復は良好である.
【考察】Panner病はOCDより発症年齢が低い.病変は小頭の一部から全体に拡大し,小頭全体が変形する.小児の肘疾患を診察する際はPanner病も念頭に置く必要がある.
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© 2023 日本肘関節学会
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