抄録
【目的】経時的にMRIを施行し,固定期間や運動開始時期を検討したことで骨端核修復を得たPanner病の症例を経験したので報告する.【症例】8歳,男児.1か月以上続く右肘痛,可動域制限を認め受診した.単純X線画像とMRIからPanner病と診断し,シーネ固定を開始した.初診時と外固定後2か月でMRIを撮像し,固定期間を決定.徐々に症状,画像所見ともに改善を認め,完全修復を認めた15か月から荷重のかかる運動を再開し,症状の増悪なく経過した.【結語】比較的稀なPanner病の一例を経験した.Panner病において,MRIは固定期間や運動開始時期の検討の一助となりうる.