経済政策ジャーナル
Online ISSN : 2435-5836
Print ISSN : 1348-9232
異質労働市場と傾斜最低賃金の特性分析※1
――計量モデルによる雇用・賃金・家計への影響分析――
尾崎 タイヨ
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2024 年 21 巻 2 号 p. 33-64

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抄録

本論文では異質な労働市場を明示的に含む構造方程式モデルを構築し、最低賃金引き上げが賃金、雇用等に及ぼす影響を評価する。労働市場を企業規模、正規・非正規雇用に分割したモデルによると、最低賃金の引き上げは非正規雇用を大幅に減らすが、企業規模による差があり、零細企業では雇用減、大企業では雇用増となる。大企業に累進的に高い最低賃金を設定することにより失業軽減と賃金増をもたらす可能性があることが分かった。

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© 2025 日本経済政策学会
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