抄録
要旨
【目的】一定額以上の売り上げがある視覚障害施術所経営者の意識や心理特性の共通
性を明らかにする。
【対象・方法】あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師免許によって施術所を経
営し、一定額以上の売上を獲得している視覚障害者10 人に対し、事前アンケート調
査及び半構造化面接法による60 分程度のインタビュー調査を実施し、逐語録を作成
した上で、KH Coder Version3 を用いて計量テキスト分析を行った。
【結果】
・起業家特有の心理的要因に関する質問では、8割以上の肯定的回答を得た。
・「人・思う・自分・治療・患者」という言葉の出現頻度が高く、関連性が強かった。
・社会に対する不満より、「できること、やるべきことをやる」という語りが多かった。
【考察・結語】調査結果から以下の点が明らかになった。
・患者に寄り添う意識を重視していた。
・起業家としての心理特性を有している傾向がみられた。
・経営実践の中で、自尊感情をさらに高め、社会に適応していた。