日本の正月行事と食の実態の年次変化とコロナ禍の影響をみるため2023年1月3~31日18–89歳、2586名を対象にオンライン調査によるアンケートを実施した。2017年、2020年、2023年の調査と比較して、大掃除、年越しそば、雑煮やおせち料理の摂取は年々減少しているが、実施内容はほぼ同じ傾向であった。世代別では雑煮やおせち料理の担い担い手である50歳以上の実施率が大幅に減少していた。コロナ禍の影響について、半数は大掃除や正月料理を簡略、親戚と集まるのをやめ、残り半数は「変化なし」であった。コロナをきっかけに「正月行事をするようになった」人のうち「今後も継続して実施」が8割いた。またコロナ禍で「行事を簡略した」人のうち半数以上が「復活」させており、特に若い世代で、その傾向がみられた。正月に家族や親戚で集まることの大切さを重視するようになったとの回答は10代・20代で高かった。コロナが伝統行事を見直す機会になっていた。