抄録
本研究の目的は,沖縄県のコーヒー農園を森林との関係性より調査し,その現状を明らかにすることとである。そこで沖縄県本島の北部地域における7軒のコーヒー農園を対象に,各農園で農園主への聞取り調査や,フィールド調査を行った。その結果,地形や隣接する森林,既存防風林などの周辺環境を活用して,コーヒーを栽培している現状が明らかにされ,森林活用型,既存防風林活用型,既存防風林活用・日陰樹型,ハウス・パイプ支柱型などの4つのコーヒー農園に分類された。そして沖縄県のコーヒー農園の特徴として,隣接する森林を活用していること,森林を新たに伐採することなく土地を再活用していること,コーヒー栽培のために農地が森林化していること,などの3点が示された。