日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: F29
会議情報

育種
スギの有用遺伝子単離のためのBACライブラリーの構築と特徴
*津村 義彦内山 憲太郎伊原 徳子上野 真義舘田 英典渡辺 敦史
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
針葉樹では有用遺伝子単離のためのBAC(Bacterial Artificial Chromosome)ライブラリーの構築はマツやトウヒの数種でしか行われていない。これは針葉樹のゲノムサイズが巨大(10-20Gb)であるためである。しかし現状では将来の分子育種や遺伝子研究のためにはこのBACライブラリーは欠くことのできないものである。スギのゲノムサイズは約11Gbと言われているため、スギのゲノムをほぼ網羅するライブラリーを構築する必要がある。現在、構築したスギのBACライブラリーはスギのゲノムサイズの約4倍量のもので368,256クローン(平均インサート長、約130kb)から構成されている。この中から無作為に選んだBAC16クローンの塩基配列を次世代シークエンサーで解析した。その結果、GC含量は37.07%で、スギ等の裸子植物ではゲノム中のトランスポゾンの割合が低く、LTRレトロポゾンが多くDNAトランスポゾンの割合が少ない傾向で、繰り返し配列の割合が高いことが分かった。またBACの塩基配列では100kbあたりまでほとんど連鎖不平衡は減衰することがなかった。
著者関連情報
© 2013 日本森林学会
前の記事 次の記事
feedback
Top