外科と代謝・栄養
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特  集
代謝栄養学を研究する人材をいかに育てるか
―日本外科代謝栄養学会教育委員会の取り組み―
織田 成人
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2015 年 49 巻 6 号 p. 271-275

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抄録

 1990年代後半に始まった医学教育改革や2004年の新臨床研修制度の開始により,若手医師の外科離れ,研究離れが問題となり,侵襲学や代謝・栄養学などのいわゆる外科総論の系統的な教育や研究が十分に行われなくなりつつある.専門医の資格取得と直接関係のない学際的な学会への若手医師の参加が減少し,研究や教育のアクティビティが低下してきている.日本外科代謝栄養学会では,これらの問題に対処するために学会主催の教育セミナーを企画し,2010年6月から開始した.以来,全国各地で年2回開催し,これまで計10回の教育セミナーを開催した.当初数10名であった参加者は,最近では200名を超えるまでになり,若手医師やメディカルスタッフに対する教育に一定の成果を挙げるようになっている.日本外科代謝栄養学会教育委員会は,今後も引き続き若手外科医に対する外科総論の教育や研究の普及にその役割を果たしていく予定である.

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© 2015 日本外科代謝栄養学会
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