日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: B04
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風致
J-MICC Study静岡地区における森林散策頻度と睡眠充足感との関連
*森田 えみ内藤 真理子若井 建志浜島 信之
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抄録
【はじめに】
 我が国では約2割の人が睡眠に問題を感じているが、不眠症はうつのリスクファクターであるため、睡眠の改善はメンタルヘルスの維持において重要であると考えられる。森林浴による当夜の睡眠の改善が報告されているため、本研究では、森林散策頻度と日常の睡眠充足感等との関連を検討した。
【方法】
 人間ドッグ受診者を対象とし(4,552人、平均年齢52.1 ± 8.7歳)、自記式質問紙で評価した。従属変数を睡眠不足感、独立変数を年齢、性別、睡眠時間、飲酒、喫煙、BMI、森林散策頻度(年数回以下/月1回以上)として、ロジスティック回帰分析を行った。
 【結果及び考察】
 年齢調整後の平均睡眠時間は、森林散策頻度が年数回以下(6.5時間)の群に比べ、週1回以上(6.8時間)、月2~3回(6.6時間)の群は有意に睡眠時間が長かった。睡眠不足感を有する割合に関して、森林散策が年数回以下の群の調整オッズ比は1.7(95%CI:1.3-2.4)であり、有意に高かった。これらから、習慣的な森林浴は日常の睡眠に良い影響を及ぼす可能性が示唆された。今後、追跡調査にて、因果関係を明らかにする必要がある。
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© 2013 日本森林学会
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