日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: B05
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生理
自己組織化する植物個体呼吸   ー実生から巨木ー
*森 茂太
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抄録
  樹木呼吸を単なる消費、支出、損失として理解すべきではない。近年、Metabolic Ecologyが提唱され、呼吸は物質とエネルギーの変換による適応、防御、成長などを左右する生命現象であることが明らかとなりつつある。我々は、実生から巨木まで野外に生育する約500個体を材料に根を含む個体呼吸を正確に実測した1)。その結果、地上、地下呼吸の関係が個体サイズとともに明確に変化することを発見した。一方、個体呼吸は裸子、被子など系統間で差はほとんどなかった3)。この結果は、樹木個体呼吸が重力環境1)2)に適応して物理化学的に自己組織化している可能性を示している。

(
参考文献)
1)Mori S et al. (2010) PNAS 107:1447-1451,2) Atkin O  (2010)  F1000.com/2712970#eval2376070, 3)Mulder C, Boit A, Mori S et al. (2012) Advances in Ecol Res 46:1-88
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© 2013 日本森林学会
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