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第124回日本森林学会大会
セッションID: P1-006
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経営
伐採木の選木方針が針広混交林のササ密度と樹木更新量を決定づける
*辰巳 晋一尾張 敏章
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抄録
択伐施業は、木材を生産すると同時に、林床の光環境を改善して樹木の更新を促すことを目標にする。しかし、北海道の針広混交林では伐採後にササが増加し、かえって更新が阻害されてしまうことも多い。これら伐採・ササ・更新の三要素は、それぞれ空間的な違いが大きく、各要素間の相互作用は時間的な遅れを伴う。そのため、伐採が将来的なササ密度と更新量に与える影響を統一的に予測することはこれまで困難であった。本研究では、階層ベイズモデルを使って三要素の空間的・時間的な違い・変化を明示的に推定した。
推定の結果、ササを抑制する効果は広葉樹よりも針葉樹で大きかった。また、その効果は胸高直径が約25cmのときにピークになり、それ以上では減少した。ササ密度が更新量に与える負の影響は、広葉樹よりも針葉樹に対して大きかった。また、その負の影響は数十年の遅れを伴うと推定された。総じて、針葉樹の小中径木の減少はササを増加させ、そのササの増加がさらに将来的な針葉樹の減少につながると示唆された。択伐施業における伐採木の選定では、なるべく針葉樹の小中径木の保護に配慮することが継続的な木材生産と林分構造の維持につながると考えられた。
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© 2013 日本森林学会
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