日本森林学会大会発表データベース
第128回日本森林学会大会
セッションID: T2-8
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学術講演集原稿
福島県木戸川水系における渓流魚の137Cs濃度 -事故後5年目の結果-
*岡田 直紀渡辺 政成須山 敦行井出 茂
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抄録

 福島県双葉郡川内村の木戸川とその支流および毛戸川、楢葉町の井出川(いずれも福島第一原発から20-30 km)で2016年5月に採取したイワナとヤマメの137Cs濃度を測定した。木戸川本流のヤマメでは< 68 Bq/kg乾重 (n=20) であったのに対し、支流では滑津川のイワナが平均値で160 Bq/kg乾重 (n=11)、戸渡川のヤマメが145 Bq/kg乾重 (n=6)の値を示した。毛戸川では、イワナが平均値で101 Bq/kg乾重 (n=6)、ヤマメが226 Bq/kg乾重 (n=5)の値であった。井出川では、イワナが平均値で222 Bq/kg乾重 (n=23)、ヤマメが303 Bq/kg乾重 (n=24)の値であった。魚中の137Cs濃度は137Csの初期沈着が多かった集水域で高くなる傾向にあった。前年および前々年の5月に採取した試料と比較すると、137Cs濃度は物理的半減期よりも短い時間で低下していることが推察された。

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