日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: L17
会議情報

学術講演集原稿
林内に設置した防鹿柵の管理方法の検討
*三枝 道生, 大釜 康英, 井上 真吾
著者情報
キーワード: ニホンジカ, 防鹿柵, 点検
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

岡山県では、シカによる被害の発生地域が徐々に拡がっているが、対策が後手になっている地域が多い。特に林内では、周辺に被害が発生するまであまり対策が講じられず、防鹿柵を設置しても事後の管理が実施されない現場が多い。そのため、倒木や雪害等で防鹿柵が破損し、植栽木の食害が発生しており、林内における防鹿柵の侵入防止機能への不信感が生じているが、管理効果を検証した例が県内にないため、林内における防鹿柵の管理方法及び侵入防止効果の検討を開始した。これまで2回植栽し、食害を受けた風倒被害跡地(3.81ha、延長1910.4m)に、県内で一般的に使用される防鹿柵(高さ1.8m、支柱間隔約5m、ステンレス線入りネット)を設置後、2016年7月から1回/2週踏査し、不具合の種類及び件数を調査し、併せて補修した。設置1年目(7~12月)は、不具合が351件発生し、柵内への侵入はシカがネットに絡まって破損した際に確認された1件だった。不具合発生件数のうち62.6%が点検開始前2ヶ月間及び開始後1ヶ月間に発生し、その後は約20件/回で推移した。また、1回あたりの調査に要する日数は、4回目までは2日間要したが、その後は1日であった。

著者関連情報
© 2018 日本森林学会
前の記事 次の記事
feedback
Top