日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: P1-150
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学術講演集原稿
ウッドチップを用いた森林土壌の放射性セシウムの除染ー形状による比較ー
*篠原 朝香金子 信博武藤 芽依石井 匡志
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抄録

2011年3月の福島第一原子力発電所の事故によって放射性セシウムが大量に拡散し、多くの地域が汚染された。未だ、除染活動が進められていない福島県の森林、里山では効率が良く、除染の際に生じる土壌撹乱の少ない除染方法が求められている。そこで、ウッドチップを利用した除染法を検討した。除染効率を向上させる為に、ウッドチップの形状や大きさ、樹種に着目し、菌糸の育ち方や土壌からチップへの放射性セシウムの移行率を、比較する必要がある。本研究では、細かい破砕チップ(Fine: F)、粗い切削チップ(Coarse: C)、そして菌類の生育がより良くなると推測し、二種を混合させたチップ(Mix: M)を用意し、除染効率を比較した。2017年5月に、福島県の林床にチップバッグを設置し、10月に回収したところ、重量減少率はC<M<Fであった。PLFA法で求めた微生物バイオマス量はC<F<Mとなり、チップ混合の効果があった。しかし、137Cs濃度、放射性セシウムの移行率は、三形状で有意差はなかった。土壌の汚染が極めて不均一であることが、移行率の推定を難しくしていた。

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