主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第129回日本森林学会大会
回次: 129
開催地: 高知県高知市(主に高知大学朝倉キャンパス; 3/26は高知県立県民文化ホール)
開催日: 2018/03/26 - 2018/03/29
焼畑が森林植生に与える影響を評価するためには、その時系列・空間的分布を把握する必要がある。毎年の衛星画像を利用した植生変化の推定は、特に過去の地上調査データの少ない熱帯地域では有用な情報になる可能性があるが、焼畑による撹乱の推定への応用を検討した研究例は少ない。本研究では、時系列Landsat画像を用いた解析により、ミャンマー山岳地域での焼畑の空間的分布の推定を行うことを目的とした。2000-2014年までの毎年のLandsat画像を使用し、対象地での変化抽出を行った後、一定以上の面積の撹乱に対して、変化要因を推定した。要因推定の精度評価では、全体精度は85.0%であった。推定された焼畑の面積は減少傾向であり、解析期間後半では期間前半よりも53%減少していた。焼畑は特定の郡(Township)に集中していたが、解析期間中に複数回の焼畑が抽出されたのは焼畑面積の1.0%であった。本研究から、時系列Landsat画像を用いて過去の焼畑の空間的分布を詳細に把握できると考えられた。