日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: C16
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学術講演集原稿
森林組合職員を対象とした森林環境教育の実践
*大島 順子
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抄録

国民の森林に対する興味・関心の変化は、森林本来が持つ多面的機能に気づき、積極的に享受するようになったことにある。ところが、林業現場の多くはその社会的変化に順応できていない現状がある。沖縄やんばるにおける森林組合等の林業技術者に対する教育は、仕事をする中で森林施業に必要な技術を身につけ、経験を積み上げていくことが主であった。しかしながら、現在の森林・林業をめぐる情勢変化にあって、現場の技術者に必要とされるものは、技術の基になる森林・林業の専門知識や木材生産向上につながる技術の習得だけではないだろう。特に、国立公園エリアや世界自然遺産登録地周辺等で施業を行う林業者は、様々なレベルで市民が森林に期待する価値観を理解しつつ、当該地域における森林施業の仕組みや自分たちが置かれている立場等を客観的にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力が必要とされている。また、現場で作業する強みを活かした内容を素材とし、見える化していく意識改革も有効であろう。本報告では、大学の公開講座で森林組合の技術者と連携しながら自らも学習者とする成人の学習という視点から実施している森林環境教育の成果について、議論を深める。

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