日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: T4-1
会議情報

学術講演集原稿
地中レーダ法を用いたアカマツ二次林における立木間中央の根系推定
*今若 舞, 山瀬 敬太郎, 平野 恭弘, 谷川 東子, 池野 英利, 藤堂 千景, 大橋 瑞江
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

森林には斜面崩壊防止機能があるが、樹木間の水平距離の中央位置を示す立木間中央はその機能が最弱になるといわれている。そこで本研究では地中レーダ法で推定された根系情報から、土壌を掘らずに根による土壌補強強度を求めることが可能かどうかを明らかにすることを目的とした。調査地は兵庫県神戸市北区のアカマツ二次林である。この林分のアカマツとヒサカキ間の立木間中央で2020年9月に地中レーダ法によりレーダ画像を取得した。さらに2020年12月に同一地点で掘削調査を実施し実際の根の位置、直径、伸長方向のデータを取得した。取得したレーダ画像から根の位置、直径を推定し掘削データとの照合を行った。実際の根の数に対して地中レーダ法で推定される根の数を検出率として求めたところ、約3割と実際の本数を過小に評価していた。Wuモデル(1979)を用いて掘削データの根の直径と本数から計算した土壌補強強度と地中レーダから推定された根の直径と本数に基づき計算した土壌補強強度を比較した。その結果、掘削データの値に対して地中レーダの値が約2.5割となった。

著者関連情報
© 2022 日本森林学会
前の記事 次の記事
feedback
Top