日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: T4-2
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学術講演集原稿
3Dレーザスキャナと手動計測により再構築されたクロマツ根系の比較
*藤堂 千景, 池野 英利, 山瀬 敬太郎, 谷川 東子, 大橋 瑞江, 檀浦 正子, 木村 敏文, 平野 恭弘
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抄録

樹木の倒伏抵抗力の検討等には根系構造の取得が重要である。根系構造を3次元(3D)データ化する計測方法として、根の位置座標とつながりを手動で計測する方法と3Dレーザスキャナを使用した計測方法がある。しかし、3Dレーザスキャナで計測された根系データは根系表面を表す多数の点群データであるため、直径など根特性を直接測定できず3D根系構造(RSA)データとして使いにくい。本研究ではクロマツ2個体について、3Dレーザスキャナで計測された根系構造をデータ化し精度を検証することを目的とした。フリーソフトウェアneuTubeを用い、点群データを根の位置座標を表すポイントデータに変換しRSAデータ化した。また精度検証のため、根の位置座標と幹中心からの距離別の根系断面積合計(CSA)について手動計測と比較した。その結果、根の位置座標について両法にほとんど差がなかった。幹中心からの距離が600mm以上離れると両法のCSAデータは良く合致したが、幹に近い場所では差が認められた。これは、スキャナからのレーザが根株付近まで入り込まず、点群データの取得が十分でないためと考えられた。本結果から、3Dレーザスキャナ計測によるRSAデータの簡易的な取得が可能となった。

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