長大橋の杭基礎の設計において,想定した支持層の下に堆積する更新統粘土層の沈下予測のため,原位置載荷試験を実施した。ボーリング孔を利用してGL-70m付近に堆積する更新統粘土層にφ250mmの載荷板を設置し,ジャッキにより段階的に荷重を載せ,沈下の状況を約9ヶ月間観測した。室内圧密試験と現場載荷試験の沈下量をひずみ量で比較した結果,両者は同様の結果となった。時間-沈下曲線は潮位と連動した周期変動があり,沈下は時間とともに進行して観測期間内では収束する傾向が見られなかった。圧密降伏応力と二次圧密係数の検討を行い,更新統粘土にカムクレイモデルを適用した数値解析によって原位置載荷試験の沈下特性をほぼ説明することができた。