セメント系固化材と混合した直後に処理土にはこわばり(せん断強さの増加)が発生し,こわばりによる流動性の低下は,固化処理土の混合品質や圧送性,充填性等に大きく影響する。本報告は,まず徳山港粘土を用いて,固化材混合直後の固化処理土の液性限界を調べた。その結果,固化処理土の添加混合直後のせん断強さは,固化材の質量を無視した含水量パラメータである水土粒子比と関連付けられることが明らかになった。さらに6種類の粘土の固化材混合直後の液性限界を調べた結果,液性限界時の水土粒子比はセメント系固化材添加後に添加前の1.3~1.8倍(平均1.51倍)に増加することがわかった。これはこわばりによってせん断強さが原土の3.3~14.1倍(平均6.1倍)になることを意味する。