地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
三成分コーン貫入試験による宅盤の評価手法に関する考察
高田 徹関 平和松本 樹典藤井 衛松下 克也佐藤 隆
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2009 年 4 巻 2 号 p. 157-170

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抄録
戸建住宅の地盤調査では,調査精度の高いボーリング調査や土質試験に比べて簡便かつ低コストであるスウェーデン式サウンディング(SWS)が一般的に実施されている。しかしながら, SWSの調査精度は,高いとは言い難い。三成分コーン貫入試験(CPT)は調査精度と経済性を兼ね備えた調査法であるが,国内での利用実績はSWSに比べて少ないのが現状である。本論文は,CPTを戸建住宅の地盤調査へ積極的に利用することを目的として,CPTデータおよびSWSデータを用いて,標準貫入試験(SPT),ボーリング調査,土質試験結果の推定を行った。その結果,CPTはSWSよりも各地盤定数の推定や液状化判定精度に優れていることが示された。
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© 2009 公益社団法人 地盤工学会
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