地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
震災履歴を有する河川堤防20kmにおける地盤調査地点を考慮した液状化危険度解析とその有効性検証
大竹 雄本城 勇介平松 佑一吉田 郁政佐古 俊介中山 修長野 拓朗
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2014 年 9 巻 2 号 p. 203-217

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抄録
著者らは,地盤調査地点と危険度評価地点の位置関係にかかわる不確実性を考慮した線状構造物の液状化危険度解析方法を提案している。この方法は,詳細な検討を行うべき代表断面の抽出や追加地盤調査地点の選定のための有用な資料を提供することを目的としたものであり,線状に広がる構造物に沿って,連続的に危険度が計算されるとともに,地盤調査の過不足さが定量化される。本研究は,2011年東北地方太平洋沖地震に際して液状化被害が生じた河川堤防に対して,本手法を適用し,被災箇所と計算される危険度や地盤調査の過不足さとの関係から,本手法の有効性を検証するものである。
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© 2014 公益社団法人 地盤工学会
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