福井県では2024年能登半島地震による甚大な被害は少なかったが,中小規模の被害は多数発生した。人的被害は,福井市 軽傷2名,あわら市 軽傷3名,越前町 軽傷1名である1)。福井県における地震被害の範囲と,被害の特徴を把握することを目標として,「災害協定関西地区連絡会調査団(地盤工学会)」を組織して活動を行った。調査団メンバー:荒井克彦(NPO福井地域地盤防災研究所),山本博文(福井大学教育学部),小嶋啓介(福井大学工学部),大堀道広(滋賀県立大学環境科学部),岡本拓夫(福井工業高等専門学校),吉田雅穂(福井工業高等専門学校),室田正雄((公財)福井県建設技術公社)。梅田祐一((株)デルタコンサルタント),片山俊宏(中央測量設計(株)),藤田有二((株)田中地質コンサルタント),掃部正紘((株)帝国コンサルタント)。調査団で1月23日に行った現地踏査結果,調査団メンバーが個別に行った現地踏査結果,自治体から提供された資料,既往資料などをまとめて報告する。調査団の活動は「災害時における調査の相互協力に関する協定(近畿地方整備局,自治体(大阪府,京都府,滋賀県,兵庫県,和歌山県,奈良県,福井県,大阪市,堺市,京都市,神戸市),関係学会((公社)土木学会関西支部,(公社)地盤工学会関西支部,(公社)砂防学会,(公社)日本地すべり学会関西支部,(一社)日本応用地質学会関西支部))」に基づいて実施した。ここでは参考文献2)の概要を報告する。