日本家政学会誌
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食物系女子大生の甘味に対する嗜好性及び認識-第1報. 調査紙調査による嗜好性と認識
中村 理乃小西 史子川嶋 かほる
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2020 年 71 巻 2 号 p. 105-117

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抄録

 食物学および服飾学を専攻する女子大生1,235名を対象に, 甘味に対する嗜好性を明らかにすることを目的として調査紙調査を行った. 約70%の学生が自分を甘党と考える者 (甘党群) であり, 残る学生はその逆であった (非甘党群). 甘党群は非甘党群に比べて, 食生活に甘いものは欠かせない, 満腹でも甘いものが好き, 家族も甘党である傾向が強かった. また甘党群は非甘党群に比べ, 子どもの頃から甘い菓子を強く好んだ. 我々は甘党であるという認識を目的変数として, 重回帰分析を行った. その結果, 食生活に甘いものは欠かせないが最も大きな説明変数であり, 次いで満腹でも甘いものをほしがる, 家族も甘党である, そして清涼飲料水が好きと続いた

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© 2020 一般社団法人 日本家政学会
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