日本総合健診医学会誌
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某事業所男性従業員のヘモグロビンA1c高値者における血清カロテノイド値の指標的意義
池山 真治伊藤 宜則濱松 昭雄鈴木 康司小森 義隆渡邉 悟
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2001 年 28 巻 2 号 p. 151-158

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抄録
某事業所の男性技術系従業員 (320名) および事務系従業員 (177名) について, ヘモグロビンA1c (HbA1c) 値から見た高血糖者における自覚症状や食生活習慣, 野菜類摂取などの生体指標である血清カロテノイド値などの特徴を検討した。その結果, 事務系従業員の高血糖者では, 野菜類摂取の低頻度や血清α-およびβ-カロテンなどのカロテノイド値が低い者が多かったが, 技術系従業員ではこの関連が認められなかった。一方, 技術系従業員では眠れない, 夜トイレに起きるなど精神的負荷要因を有する者が多かった。
したがって, 事務系従業員のヘモグロビンA1c5.6%以上の高血糖者には, 血清β-カロテン値を高めるなど緑黄色野菜類摂取などの生活環境要因など, 技術系従業員では, 精神的負荷要因などの健康指導が重要であることが推測された。
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