本研究では、木製食器の使用性と印象、食事の雰囲気に及ぼす影響などの特徴を明らかにすることを目的として、食事内容等を揃えて木製食器と樹脂製食器の使用性等を比較した実験室実験と、家庭で自由に木製食器を使用し普段の食器と比較した自宅実験を行った。どちらの実験も共通して、食器の使用性評価では食器の当たる音、触り心地、温度について木製食器は他の食器に比べて評価が高かった。食器の印象評価では、木製食器は他に比べて自然な、伝統的な、やわらかいと評価された。食事の雰囲気評価では、木製食器は他に比べて温かみがある雰囲気をもたらすことが示唆された。