2009 年 10 巻 3 号 p. 495-498
バリアンスは「アウトカムが達成されなかったとき」と解釈するのが最もわかりやすい。その前提として、アウトカムを定義する必要があるが、全国標準の定義があるわけではない。各病院で定義する必要がある。その定義に応じて、バリアンスの収集方法も決められる。収集されたバリアンスから、多職種による検討が必要なバリアンスを選択する。そして、多職種で検討されて改善点が提案される。クリティカルパスが改定されて、また新たに使用してバリアンス分析につなげていくことが、クリティカルパスにおけるPDCAサイクルを回していくことになる。