日本医療マネジメント学会雑誌
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教育講座
DPC ベンチマークとクリティカルパスの見直し
君野 孝二
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2009 年 10 巻 3 号 p. 488-494

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抄録
 DPC対象病院の拡大により多くの医療機関より莫大なデータが集計・公開されるようになった。その結果、様々な情報の分析が行われ医療機関の間での比較が可能となり、診療の透明性・標準化が進む方向へと展開している。DPCが出来高で行われる診療と異なる点の一つは入院目的が明確であることがあげられる。クリティカルパスも具体的な入院目的に対して作成・運用され、標準化・効率化のために見直しが行われることが要求される。クリティカルパス見直しのツールとしてDPCベンチマーク分析は有用である。
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© 2009 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
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