日本医療マネジメント学会雑誌
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事例報告
歯科が併設されていない急性期病院における周術期口腔機能管理の取り組み
高橋 正彦藤原 千尋大塚 眞哉岩垣 博巳
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2016 年 17 巻 2 号 p. 79-82

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抄録

 2012年6月にがん対策推進基本計画が見直され、周術期口腔機能管理の重要性について明記された。術後合併症軽減や術後在院日数短縮を目的に、2012年度の診療報酬に周術期口腔機能管理料が新設された。井上病院は歯科が併設されていないため、福山市歯科医師会と医科歯科連携協定を締結し、2014年2月より運用を開始した。2014年2月から1年1ヶ月間に全身麻酔下手術が107例に行われ、75例に対して医科歯科連携による周術期口腔機能管理が実施されたが、緊急入院26例に対しては実施されなかった。

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