日本医療マネジメント学会雑誌
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事例報告
入院患者に適切な食事を提供するために入院前面談を管理栄養士が行うことの検討
竹元 明子倉元 景子福永 有記道園 久美子岩穴口 孝宇都 由美子
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2021 年 21 巻 4 号 p. 241-246

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抄録

 鹿児島大学病院では、管理栄養士が入院決定患者に入院前栄養面談を行い、入院初日から安全で適切な食事の提供に取り組んでいる。入院患者に対して疾患特性や患者要因に応じた適切な食事提供法を確立することを目的として、入院前に栄養面談を行って栄養食事指導を提案することについて分析を行った。

 2017年10月から2018年9月に入院前栄養面談を実施した入院決定患者2,525名について、DPC(MDC別)、年齢階級別、食事の提案状況、栄養食事指導の提案状況を調査した。

 栄養食事指導の提案割合が多いMDCは、05循環器系疾患、04呼吸器系疾患、10内分泌・栄養・代謝に関する疾患であった。MDC別栄養食事指導の対象病名の提案状況は、高血圧症、糖尿病、心臓疾患の順であった。食物アレルギーは、生産年齢層で最も多く、年齢層が上がるにつれて減少していた。年齢階級別栄養食事指導については、65歳以上で提案を行った割合が50%を超えていた。

 入院前に入院支援室で管理栄養士が栄養面談を行い、疾患特性や患者要因に応じて分析することは、入院患者の栄養管理上の課題を抽出し、限られた医療資源の中での有効な対策を講じることにつながった。

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