医療マネジメント学会雑誌
Online ISSN : 1884-6793
Print ISSN : 1345-6903
ISSN-L : 1345-6903
成果医療から見たクリティカルパスの効果
三宅 薫遠度 美沙今井 麻紀子伊藤 真寿実岩井 智子伊藤 育子
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 2 巻 3 号 p. 328-332

詳細
抄録
当科における腹腔鏡下胆嚢摘出術のパス使用前後での成果医療 (臨床結果、財務結果、在院日数、顧客満足) から見た評価を行った。臨床結果はパス使用群に創感染が1名あり、臍下部の感染であった事から医療者側の要因として術前の不十分な臍処置が考えられるた。在院日数に変化はなく、これは、創感染による在院日数の延長と、退院日に幅を持たせた為、抜糸前の退院に不安、戸惑いを抱く患者がいた事が要因としてあがる。術前の不要な日数があった事からも、退院日の設定と手術前の日数の短縮が必要である。財務結果は総医療費でた。5%のコスト削減、1日当りの医療費では、4%のコスト上昇があり、パス作成時に点滴や検査の内容を統一した事でコスト低下が得られた。顧客満足は、アンケート結果から、5段階評価は平均4.0以上で、回復過程や目標の理解、闘病意欲や治療への参加意識が高まった。
著者関連情報
© 医療マネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top