医療マネジメント学会雑誌
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パスの経過が一目でわかるバリアンスグラフ
中嶋 満枝佐藤 久子西村 純子浅沼 拓長嶋 英幸
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2003 年 3 巻 4 号 p. 625-628

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抄録
クリティカルパス (以下パスと略す) は達成すべきアウトカムによってゴールが決あられる。1日毎であっても数日枠やフェーズ毎のパスにも、その間のアウトカムがあるはずである。アウトカムはデーターの集計結果や各種ガイドラインなどの科学的根拠に基づいたもので、使用するものにとって明確で具体的でなければならない。今回はパスの経過が予定どおりに進行しているのか、どこで何が起きているのか、原因は何か、バリアンスが正なのか負なのかをグラフに示す事を試みた。その結果パスの経過が一目で把握できるバリアンスグラフとなり、院内8種類の各パスに試行できた。縦軸にはパスデー毎のアウトカムを置き、横軸は時間軸の日数とした。バリアンスの要因は4つに分類し、さらに8項目の分類キーを設けた。発生したバリアンスをグラフに記入することでバリアンス集計に役立てる事ができた。グラフは、バリアンスの有無と原因を把握するだけでなく、どの個所をどの程度修正すべきパスなのかが誰の目にも分かり易くなった。その結果早期に適正な在院日数とアウトカムを見出し、より使い易いパスに修正できた。バリアンスグラフについての具体的方法とその意義と効果、問題点について報告する。
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