医療マネジメント学会雑誌
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返書管理のシステム化
《個人の努力からの脱却》
下村 裕見子上塚 芳郎加藤 多津子岩本 安彦
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2003 年 3 巻 4 号 p. 643-649

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抄録
診療情報提供等を通じて、密接な信頼関係を築いていくことは、円滑な医療連携体制を構築していく上で重要な課題である。そこで今回、返書に関する現状把握を行うとともに問題点の洗い出しを行った。紹介医から地域連携室に苦情として寄せられる事例と医師が危惧を感じている事例は同一であった。また返書ルールが確立していないこと、医師個人の努力に頼って返書管理システムとしてのサポート体制が敷かれていないことに起因していることが明らかとなった。
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