医療マネジメント学会雑誌
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表計算ソフトを用いた用量チェック式乳がん化学療法 (CMF) クリティカルパスの開発
朱亀 進司福島 亘
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2004 年 5 巻 2 号 p. 377-380

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抄録
平成14年3月より, 当院で初めての化学療法のクリティカルパスである「乳がん化学療法 (CMF) クリティカルパス」の運用を開始した. 当初の乳がん化学療法 (CMF) クリティカルパスは, 治療のスケジュールと使用薬品などを予めクリティカルパスシートに印刷しておき, 患者氏名・抗がん剤投与量などを書き写すものであった. そのため, 読み間違い, 写し間違いなどのエラーによる患者誤認の危険性があった. また, 抗がん剤の投与量は統一されておらず, 投与量に対するチェックも十分ではなかった. これらのことより, 適応基準や投与量の標準化を行い, 運用のプロセスからエラー発生を予測し, 未然に防止できるようにクリティカルパスの改善を行うことになった.改善を行ったクリティカルパスは, 作成過程で投与量を計算し表示することで, 投与量のチェックが容易になった. また印刷を自動化し, 全てのスタッフが情報を共有しやすく, 転記の必要もなくなった. 表計算ソフトを利用することで, 経費をかけずに医療事故の予防に有効であったと思われる.
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