医療マネジメント学会雑誌
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介護保険制度の導入による薬局業務の変化
恩田 光子
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2005 年 6 巻 2 号 p. 433-439

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抄録
介護保険制度の導入前後での薬局業務の実施状況 (積極性) の消長とその影響要因について検討し, 薬局・薬剤師の機能を地域で有効活用するための施策を考究することを目的として, 大都市近郊都市の薬局を対象に自記式調査を実施した.薬局業務は「調剤 (広義) 」, 「保健・福祉サービス」, 「物品供給」の3因子で構成されていた.介護保険制度の導入前後において, 薬局機能に本質的な変化はみられなかったが, 導入後は保健・福祉関連サービスの実施状況 (積極性) は向上しており, 保健・福祉関連業務が薬局機能の1つとして明確化していることが示唆された.しかし, 相談応需体制の整備に課題が残っており, その対策として, 地域の健康増進活動や関連職種とのコミュニケーションの場への積極的な参加が有効であることが示唆された.
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